東京学習センターも衣替えになり、先生方も「クールビズ」スタイルになりました。
さて、世の中は総理大臣が変わったり、口蹄疫の流行で宮崎県の畜産は未曾有の大打撃を受けたりと身辺を騒がす事件が多い毎日ですが、先日素晴らしいニュースが流れ、大変感動したのでそのことについてちょっと触れたいと思います。
アメリカの大リーグにデトロイトタイガースという球団があります。
そこに所属する「A.ガララーガ」と言う投手が6月2日先発マウンドに立ちました。
9回まで完璧なピッチングで、一人も塁に進ませること無く、2アウト残り一人をアウトにすれば、完全試合の偉業達成と言う場面でした。
「完全試合」とは、1回~9回まですべて3人でアウトにすることで、27人の打者で試合を終わらせるということです。(ちなみにタイガースでは初の快挙)
最後のバッターもゴロに打ち取ったと誰もが思った瞬間!
1塁審判の判定は「セーフ」
試合後、審判のジム・ジョイスはビデオで確認し、誤審(間違った判定)をしたと認め「申し訳ない、若い選手の大記録を奪ってしまった」と謝罪しました。
これに対しガララーガ投手のコメントが素晴らしいものでした。
「仕方がないよ。誰も完全(パーフェクト)ではない」
と、相手を責めることなく、自分のパーフェクトゲーム(完全試合)になぞらえて心の広い対応をしました。
普通なら、メジャー史に残るような偉業を台無しにされ、審判を批判して責めてもみんな同情するでしょう。しかし、ガララーガ投手はそれをしなかった。
翌日の試合で再び審判になったジョイス氏に、本来監督が提出するメンバー表をガララーガ投手が提出し、マスコミの批判にさらされていたジョイス氏の肩をたたき、ジョイス氏の心情をねぎらったそうです。ジョイス氏もこの対応に涙を流していました。
それを見ていた観客も「ブーイング」から「拍手」へと変わったそうです。
実にさわやかで、気持ちのいい話です。
とかく私たちも他人のミスを相手の気持ちも考えず責めてみたり、自分のミスを認めず人間関係を悪くしてしまうこともありますが、私たちもガララーガ投手とジョイス氏のフェアプレイ精神を見習っていきたいものです。
さて、話は変わりますが、まもなく梅雨の時期ですね。
登校する時は雨具の準備を忘れずに!
朝は降ってなくても下校する時には雨… (T。T)
なんてことが多くなる時期です。
健康管理に気をつけて、元気に過ごしましょう!!
前回の「愉快な職員室」のクエスチョンの答え
「真ん中のS上先生」(恐)でした…。